先日、末っ子の次男(0歳9ヶ月)の入園説明会に参加し、いよいよ4月からの新生活に向けて準備が本格化してきました。
わが家にとって、5人目となる今回の入園。 実は上の子4人も全員、同じ保育園の0歳児クラスからお世話になってきました。昨年長女が卒園し、この春には次女も卒園。4月からは三女・長男・次男の3人が同じ園に通うことになります。
そして、入園直後に必ずやってくるのが「慣らし保育」です。
わが家にとっては、これが人生5回目の慣らし保育。 「もうベテランでしょ?」と思われるかもしれませんが、不思議なことに何度経験しても慣れることはありません。毎回、1人目の時のように新鮮な(そして少し複雑な)緊張感を持って臨んでいます。
「慣らし保育」とは言いますが、実は試されているのは子供ではなく、親の方なのかもしれません。
今回は、これまで4回の慣らし保育をリアルに駆け抜けてきた経験から、5児母としての「本音と教訓」をお話ししたいと思います。
これから初めての慣らし保育を迎える方や、不安を感じている方の心が、少しでも軽くなればうれしいです。
目次
5児母が経験する「慣らし保育」10日間の全記録
慣らし保育の進め方は園によって様々ですが、わが家がお世話になっている園では、土日を除いた「実働10日間」で段階を踏んでいきます。
これから入園を迎える方のひとつの目安として、わが家のケースをご紹介しますね。
1日目:はじめの一歩
親子でクラスへ。先生や他のお友達との初顔合わせです。書類や荷物の提出、今後の流れの確認がメインで、この日はまだ「見学」に近い状態です。
2〜3日目:まずは1時間半
いよいよ離れ離れになる時間がスタート。まずは1時間半、園の空気に触れるところからです。
4日目:少し延びて2時間
少しずつ、おもちゃや先生に慣れ始める頃。
5日目:親子で「離乳食」タイム
2時間の保育の後、親も横に付いて離乳食を食べさせます。園での食事の進め方を先生と確認できる、大切な時間です。
6日目:3時間保育
半日近くを園で過ごせるようになります。7〜8日目:お昼寝(午睡)への挑戦
ここからが大きな壁。給食のあと、お昼寝まで含めて4時間半〜5時間半と、ぐっと時間が延びます。
9日目:午後のおやつまで
ミルクやおやつを食べて8時間。ここまで来れば、復職後の生活が現実味を帯びてきます。
10日目:通常保育スタート
いよいよ時間外も含めたフルタイムの保育へ。
もちろん、子供の体調や慣れ具合によってスケジュールが前後することもありますが、わが家はいつもこの「10日間のステップ」を一つのゴールとして、仕事復帰の準備を進めています。
1人目の記憶:一対一の世界からの「卒業」と「開放」
7年前、長女の時はとにかくすべてが「初めて」で、緊張の連続でした。 保育園という場所も、子供と長時間離れることも、そして産休を終えて社会に戻る自分自身も。
「この子、大丈夫かな?」という不安の一方で、「この子なら大丈夫」と信じる気持ち。そして何より、それまでずっと一対一で密に子供と向き合ってきたからこそ、誰かに「預けていい」という状態に、救われるようなありがたさを感じたのを覚えています。
寂しさ以上に、「次の自分に進んでいいんだ」という一筋の開放感。あの時の、春の風のような不思議な高揚感は今でも忘れられません。
それでも、慣らし保育期間中は家で待っていても落ち着かず、時計ばかり見ては「大丈夫かな……」とソワソワしていました。
2人目、3人目:築き上げた「絶対的な信頼」
2人目、3人目となると、私の中に変化がありました。 すでに先生方のプロフェッショナルな関わりや、園の温かさを知っていたからです。保育園に対する信頼が揺るぎないものになっていたので、正直、園での生活については何も心配していませんでした。
「ここにお任せすれば、この子は楽しく育つ」 そう確信できる場所があることは、働く親にとってどれほどの救いになるか。この時期は、不安よりも「またよろしくお願いします!」という心強さが勝っていました。

5人目の今:泣くのは「成長の産声」だと知っている
そして迎える、5回目の春。
現在の末っ子次男は、少し人見知り傾向があります。正直なところ、今回も初日は(いや、しばらくの間は)激しく泣くだろうな、と予想しています。
でも、かつての私のように「可哀そうなことしてるのかな?」と胸を痛めることはありません。 子供の順応力の高さは、これまでの4人が証明してくれました。泣くのは一時のこと。それよりも、家庭という小さな世界から、先生やお友達、そして園内にいるきょうだいたちが待つ「新しい社会」へ踏み出せる。そのチャンスを得られたことが、親として何より嬉しいのです。
「外の世界に出会えてよかったね、楽しみだね」 今はそんな、門出を祝うような清々しい気持ちでいます。
5児母が贈る「慣らし保育」3つの心得
スケジュール通りに進めることよりも、もっと大切な「親の心構え」が3つあります。
結論:何度経験しても変わらないこと、変わったこと
5回経験して分かった結論。
それは、「何回目でも、入園直後のあの独特な空気感には慣れない」ということです。
園舎に響き渡る新入園児たちの泣き声、わが子が泣きはらした顔で自分を探す姿。その光景を目の当たりにすれば、何度目だって切ないし、胸はキュッとなります。そこは何回目でも変わりません。
けれど、決定的に違うのは、その先に続く「笑顔の姿」を私が知っていることです。
今は泣いていても、やがて先生に自分から抱きつき、お友達と笑い合い、家では見せない顔で成長していく。そのストーリーが確信できているからこそ、どっしりと構えて「いってらっしゃい」が言えるのだと思います。
これから初めての慣らし保育を迎えるパパ・ママ。
もしもお子さんが泣いてしまっても、それは「新しい世界に驚いているだけ」です。その涙の先には、必ず新しい喜びが待っています。
5回目の私も、皆さんと一緒に、少しだけ切なくて、それ以上にワクワクする春を駆け抜けたいと思います。