
慣らし保育も終わったし、いざ復職!……と思ったら、もう発熱?!
職場復帰したばかりなのに、保育園からの呼び出しの電話が怖い……
入園を目前に控えたこの時期、多くのママ・パパを不安にさせるのが、通称「保育園の洗礼」ですよね。
わが家もこれまで4人の子どもたちが新しい世界へ飛び出すたびに、もれなくこの洗礼を浴びてきました。
職場復帰した瞬間に鳴り響く保育園からの電話、週末ごとに通う小児科や耳鼻科、そして夫婦で「今日はどっちが休む?」と調整し合う日々……。
正直、最初の1年は「まともに仕事ができる日の方が少ないのでは?」と、孤独な戦いのように感じてしまうこともあります。
ですが、4人の子どもたちを見送ってきた今、5人目の入園を前にした私の心境は、1人目の時とは少し違います。
それは、洗礼との向き合い方を知り、その先にある「強くなった子どもたちの姿」を何度も見てきたからです。
今回は、私が4回の経験で学んだ「洗礼」への備えと、5人目を迎える今だからこそ大切にしている「心の持ちよう」をお話します。
この記事を読み終える頃には、怖くてたまらなかった「お迎えコール」が、少しだけ前向きな気持ちで受け止められるようになっていますように。
目次
そもそも「保育園の洗礼」って何?

「保育園の洗礼」とは、入園したばかりの子どもが次から次へと感染症をもらってきて、熱を出したり、体調を崩したりすることを指す言葉です。
特に0歳児クラスでの入園は、まだ免疫が未熟な時期。家庭という守られた環境から、多くの子どもたちが集まる「社会」へ一歩踏み出すわけですから、どうしても避けられない登竜門でもあります。
最初の1年は「出席できれば上出来」くらいの心構えで
4人の経験を振り返ると、最初の1年は本当に凄まじいものでした。「慣らし保育が終わって、ようやく仕事に復帰!」と気合を入れた瞬間に電話が鳴る。やっと治って登園したと思ったら、中2日で別の病気をもらってくる……。
正直、最初のうちは「一週間のうち、まともに5日間登園出来たら奇跡!」くらいのスケジュール感でいるのが、精神衛生上いちばん楽です。仕事が進まないことに焦るかもしれませんが、「今はこういう時期なんだ」と割り切る心の準備が、何よりの対策になります。
それは、子どもが強くなるための「免疫トレーニング」
でも、安心してください。この「洗礼」は、決して無意味な苦行ではありません。
次々と病気にかかるのは、お子さんの体が一生懸命に外の世界の菌やウイルスと戦い、自分を守るための「免疫」を一つずつ獲得している証拠。いわば、体が強くなるための「免疫トレーニング」をしている最中なのです。
4人の子どもたちも、1歳、2歳と年齢を重ねるにつれて、あんなに毎週のように出していた熱が、嘘のように減っていきました。
気づけば、体はしっかり強くなり、たくましく成長していきます。
「今、この子は最強の免疫を作っているんだ!」
そう思うだけで、突然鳴り響く保育園からのお迎えの電話も、
「今日も免疫を鍛えてるんだな」
と、ほんの少しだけ気持ちが軽くなるかもしれません。
4回の経験で学んだ「洗礼」の乗り越え方

ここからは「洗礼」に対してこれまで4回どうやって乗り越えてきたかについて私のケースをお話します。「お迎えコール」の衝撃を最小限にするための準備は、入園前から始まっています。
① 商社時代に実践!「上司への先回り」根回し術
私は15年の商社勤務の中で、「起きてから謝る」のではなく「起きる前に予測を共有する」ことの大切さを学びました。 産休に入る前や復帰直後の面談で、上司に対してあらかじめこのように伝えていました。
「(上司もお子さんがいらっしゃるので)ご存じのことだとは思うのですが、慣らし保育期間、そしてその後しばらくは体調不良の嵐が予想されます。
急な欠勤などでご迷惑をおかけすることについて大変申し訳なく思っております。ただ、この嵐はいつまでも続くものではありません。最初の時期さえ乗り越えれば、徐々に免疫もついてきますので、またしっかり戦力として貢献します!」
「保育園に入る以上、体調不良は当たり前に起きるもの」として周りと認識を合わせておくだけで、いざ電話が鳴った時の「職場への申し訳なさ」という心理的負担が、ぐっと軽くなります。
上の子たちの経験があったからこそ、『嵐は必ず過ぎ去る。そして、その後に子どもは一段と強くなる』と確信を持って伝えることができ、言葉に説得力が増しました。
② 「どっちが休む?」をゼロにする、夫婦の事前シミュレーション
お迎えコールが鳴った瞬間、夫婦で 「今日は私、絶対に無理!」 「俺だって今日は抜けられないよ!」 と押し問答になってしまうのは、精神的に一番こたえるものです。
我が家では、仕事内容は違えど「今、お互いがどんな状況にあるか」「万が一の際、どちらが動けるか」を日頃からさりげなく共有するようにしていました。
「午後はどうしても外せない会議がある」 「この日は来客があるから難しい」
そんな風にお互いのスケジュールを把握しておくだけで、「今日は夫が厳しいはず。私の方で段取りをつけよう」と、トラブルに対しても先回りして動くことができます。
「保育園の洗礼は、夫婦二人で浴びるもの」
そう決めておくだけで、孤独な戦いだった育児が、少しずつ「チーム戦」へと変わっていきました。
③ 夜中の看病を救う!これだけは揃えたい「神アイテム」
別の記事でも紹介をしていますが、この洗礼期間、夜中に何度も鼻詰まりで泣いて起きる子どもを救ってくれたのは、間違いなく電動鼻吸い器(メルシーポット)でした。 1人目の時は「口で吸うタイプ」「ハンディタイプ」も試してみましたが、吸う力にも限界があります。据え置き型の電動タイプを導入してからは、寝る前にしっかり吸ってあげることで、子どもも(そして私も!)まとまった睡眠が取れるようになりました。
-
-
試行錯誤の末に行き着いた、わが家の看病を支える5つの定番アイテム。
平穏な日常では、棚の奥で静かに番を待っている道具たち。出番がないに越したことはないのですが、いざ誰かが「熱っぽいかも……」と口にした瞬間、彼らは一気に「最前線」へと駆り出されます。 わが家は5人の子ど ...
続きを見る
4. 5人目を迎える今、大切にしている「心の持ちよう」
4回の経験を経て、5人目の入園を控えた今、私が大切にしているのは「自分を責めないこと」です。
仕事が思うように進まなかったり、職場に申し訳ない気持ちになったりすることもあるでしょう。でも、子どもが熱を出すのは、誰のせいでもありません。むしろ、冒頭でお話しした「免疫トレーニング」を頑張っている証拠です。
1人目の時は、看病しながらも「あぁ、仕事が……」と焦ってばかりでした。でも今は、「看病の日は、この子と1対1で向き合える特別なボーナスタイム」と捉えるようにしています。5人も子どもがいると、1人だけを独占して抱っこし続けられる時間は、実はとても貴重だからです。

5. まとめ
保育園の洗礼は、確かに大変です。でも、それはあなたの子どもに限っての話ではありませんし、永遠には続きません。 「お迎えコール」を怖がるのではなく、「あ、今日も一歩、強くなろうとしてるんだな」と、少しだけ肩の力を抜いて構えてみませんか?
周りに頼り、便利なアイテムを頼り、そして何より今日を乗り切った自分自身をたっぷり褒めながら、この「嵐の1年目」を、一緒に一歩ずつ乗り越えていきましょう。