もうすぐひな祭りですね。 わが家でも先日、無事にお雛様を飾りました!
5人の子どもたちがいるわが家のひな祭り準備は、まさに一大事。
この週末、じいじとばあばが遊びに来てくれるのに合わせて、一気に「ひな祭りモード」へ突入です。
わが家のひな祭り準備は、毎年お父さんが指揮を執るのがお決まりのスタイル。
私は末っ子の対応で手が離せないため、今年もお父さんが大奮闘してくれました。
小1の長女と次女も、今ではすっかり頼もしい助手。
「これは私のお雛様!」「こっちは三女ちゃんの」と、お父さんの指示を聞きながら、大切にお人形を運んでくれます。
……と、ここまでは平和な光景なのですが、そこは5人きょうだい。
途中で三女と喧嘩をしてしまった長男が、お父さんから「準備スペース立ち入り禁止」を言い渡されて追い出されるという、なんともわが家らしい(?)ハプニングも。
そんな賑やかすぎる時間を経て、ようやく1階と2階のお部屋に三組のお雛様が並びました。
実はこの三姉妹のお雛様、それぞれ選んだ時の思い出やこだわりが詰まっていて、購入した場所も雰囲気も「三者三様」なんです。
今日は、そんなわが家の三姉妹に贈った、個性豊かなお雛様たちのストーリーをご紹介します。
目次
長女:悩み抜いた末に出会った「吉徳大光」の三段飾り

長女が生まれて初めて迎える初節句。
「一生に一度のものだから」と、とにかく気合が入っていたのを今でも覚えています。
当時はまだ右も左もわからず、理想の一組を求めて、浅草の問屋街を歩き回ったり、日本橋の老舗百貨店を覗いたりと、とにかくあちこち足を運びました。
最終的に決めたのは、千葉駅のそごうで出会った「吉徳大光」の衣装着人形(三段飾り)です。
決め手になったのは、実物を見た時の圧倒的な華やかさと、お父さんのご実家にあったお雛様も「衣装着」だったこと。
お父さんが子供の頃に見ていたお雛様の雰囲気をどこか引き継ぎたい、という想いもありました。三段飾りは存在感があって、飾ると一気にお部屋が春らしく、お祝いムードに包まれます。
初めてわが家にこのお雛様が届いた日の感動は、今でも忘れられません。 当時はあんなに小さかった長女が、今では新1年生。お父さんの助手として、自分のお雛様を大切そうに運んでいる姿を見ると、「あの時、悩み抜いてこれに決めて本当に良かったな」と胸が熱くなります。
次女:母の思い出を重ねて。浅草「五色」の木目込み人形

次女の時に選んだのは、浅草にある老舗・五色の木目込み人形(親王飾り)です。
実は、私自身が子供の頃に飾ってもらっていたお雛様も、同じ「木目込み」のものでした。幼い頃から、あの木目込みならではのふっくらとしたフォルムや、優しく柔らかい雰囲気が大好きでした。
「次女にも、あの温かみのあるお人形を贈りたい」
そう思って、次女の時は迷わず浅草へ向かいました。 長女の豪華な衣装着人形と比べると少し小ぶりではありますが、その分、細部までこだわり抜かれた職人さんの装飾が凝縮されています。
何より、そのお人形の醸し出す雰囲気が、どこか次女自身の柔らかい空気感に似ている気がしたのが、一番の決め手でした。
毎年、長女の三段飾りを飾った後にこのお雛様を飾ると、それぞれの個性が引き立て合うようで、私の心もポッと温かくなります。娘が成長して、いつか「お母さんのお雛様も同じ種類だったんだよ」と話してあげる日が、今からとても楽しみです。
三女:地元の誇りを贈りたい。印西市「藤沢人形工房」の親王飾り

三女の初節句に向けてお雛様を探していたとき、ふとしたきっかけで目にした紹介記事が運命の出会いとなりました。
それが、千葉県印西市にある「藤沢人形工房」さんです。
驚いたのは、わが家から車でわずか30分ほどの場所に、千葉県指定伝統的工芸品を手がける素晴らしい工房があったこと。「こんなに身近に、職人さんの技が息づく場所があったなんて!」と、その存在を知ったときは本当に感動しました。
「せっかく千葉で育つ三女には、この土地の伝統が詰まったお雛様を贈りたい」
そんな想いに突き動かされ、実際に工房へ足を運びました。 職人さんの手によって丁寧に作り上げられた衣装着人形(親王飾り)は、伝統の重みを感じさせながらも、どこか凛とした気品にあふれています。
地元の伝統工芸品を三女にあてがうことができたのは、親としても誇らしい気持ちです。この街で育っていく三女が、いつか自分の故郷にこんなに素晴らしい文化があることを、このお雛様を通じて誇りに思ってくれたら嬉しいな……。そんな願いを込めて、大切に飾っています。
飾る場所の工夫:我が家の「分散配置」大作戦
実は我が家、5人の子供たちが元気に過ごすにはリビングのスペースに限りがありまして……。当初はひとまとめに飾ることも考えましたが、検討に検討を重ねた結果、現在はそれぞれの個性が光る「分散配置」スタイルに落ち着きました。
- 長女(三段飾り):2階の子供部屋 一番ボリュームのある長女のお雛様は、2階の広々とした子供部屋へ。三段飾りを置くと、部屋がパッと華やかなお祝い空間に変わります。
- 次女(親王飾り):玄関 お客様を一番にお迎えする玄関には、次女の木目込み人形を。コンパクトながらも上質な雰囲気が、家の顔である玄関にぴったりです。
- 三女(親王飾り):1階の座敷 三女の地元の伝統工芸品は、落ち着いた1階の和の空間に。凛とした佇まいが座敷の空気を引き締めてくれます。
収納と設置のリアル:嬉しい悲鳴と格闘の日々
正直に告白しますと……これだけ家族が増えるとは予想していなかった新婚当初。 いざひな祭りが近づくと、「収納スペース問題」と「設置・片付けの重労働」が、我が家の恒例行事として立ちはだかります。
三組分のお雛様の箱がクローゼットの大部分を占領しているのを見るたび、そして、あちこちの部屋に移動して設置するお父さんの背中を見るたびに、「ひな祭りは一大プロジェクトだな」と実感します。
でも、お父さんが指揮を執り、娘たちが助手として各部屋を回るその姿は、この時期だけの特別な家族の風景。大変さはもちろんありますが、それを上回る「家族みんなで迎える春」の喜びがあるんです。