出産方法はいろいろあるけれど、破水から始まるお産ってどんな感じなんだろう? 急に始まったら焦ってしまいそうで、怖いです……
そんな不安を抱えているママへ。
実は私も、5回目の出産にして今回初めて「破水からのお産」を経験しました。
2025年6月10日。元気な第五子、次男を出産。
それまではずっと「陣痛」から始まっていたので、いざ自分の身に破水が起きると、これまで培ってきたお産の経験値もどこへやら。正直、焦ってスマホを握りしめました。
私のように慌てないよう、ポイントだけでも頭の片隅に置いていただけたら嬉しいです。
ちなみに破水から始まるお産は、一般的に言われているデータでは全体の約1〜2割程度と言われています。
本記事は個人の体験談をまとめたものです。体調や経過には個人差があります。気になる症状がある場合は、必ずかかりつけの産婦人科医師にご相談ください。
目次
出産の記録|破水から始まった「5回目」の記録
まずは、今回の出産の振り返りです。
| 妊娠期間 | 妊娠40週4日 |
| 年齢 | 37歳 |
| 分娩方法 | 経腟分娩(自然分娩) |
| 分娩所要時間 | 1時間52分 |
| 破水から出産までの時間 | 5時間27分 |
| お産回数 | 5回目 |
| 出産当日までの経過 | 良好 |
「所要時間、短っ!」と思われるかもしれませんが、これはあくまで規則的な陣痛が始まってからの時間。
それまでの「予兆」を含めると、やはり一筋縄ではいかないのがお産ですね。
破水開始、数時間前……「ジンクス」を試した昼下がり
予定日を4日過ぎても、これといった予兆がなかったあの日。
少し動いた方がいいんじゃない?
夫の言葉に背中を押され、朝から近所のスーパーへ。
そこでふと思い出したのが、「オロナミンCを飲むと生まれる」という有名なジンクスでした。

「なんでも試しにやってみたら?」と笑う夫と一緒に2本買い込み、帰宅してお昼ご飯の後にグイッと1本。
もちろん、これで必ず生まれるという医学的な根拠はありません。
でも、当時の私は「きっかけは何でもいいから、早く会いたい!」という一心。
半分おまじないのような、神頼みに近い気持ちだったのかもしれません。録画していたドラマ「世にも奇妙な物語 35周年特別編」をのんびり見ていた、その時でした。
(チョロチョロチョロ……)
「ん? 最近多い尿漏れかな? いや、でもくしゃみも何もしてない……もしかしてこれ……」
そそくさとトイレに駆け込む私。
夫は気づかずテレビに夢中。 でも、その「チョロチョロ」は自分の意思では止められませんでした。
「あのさ、たぶんこれ、破水だと思うんだけど……」 「え!!? まじで?」
予定日超過で完全に油断していた夫も、一気に戦闘モードに。
まずは産院へ電話を入れました。 (破水開始:14時30分)
”あくまで私の場合”ですが…… 5回目にして初めての経験だった私は、これまでの「陣痛から始まるパターン」の常識に縛られ、破水した瞬間に頭が真っ白になってしまいました。「経産婦だから大丈夫」と過信せず、改めて専門機関の情報を頭に入れておくことの大切さを、身をもって感じました。
病院到着、そして怒濤の展開へ
15:40 病院到着
小学校に連絡を入れ、下校前の長女をピックアップした後、バタバタと病院へ。 なんと夫、焦りすぎて車の中で私のマグカップとビデオカメラを壊したらしいです(!?)。「落ち着いて!」と突っ込む間もなく、私は車椅子でLDR(陣痛・分娩・回復室)へ。 この時点で子宮口はすでに4cm。さすが経産婦、進みが早いです。

17:30 立ち合い開始
長女と共に病院をいったん後にした夫は、保育園へ。他3人の子どもたちをピックアップし、家で待機していた母と協力してお風呂と夕飯を済ませ、再度病院へ。
夫が合流したものの、陣痛の間隔がなかなか縮まりません。
ベテラン助産師さんによる「強めのマッサージ」を受けることに。「お・ね・が・い・し・まーーす!!!(本当は怖いけど、早く産みたい!)」
お産は体力勝負。以前、5人の出産経験がある義母から「最後までいきめるよう、食べられるうちに食べておいたほうがいい」と教わったのを思い出し、陣痛の合間にシーフードパエリアを必死に口に運びました。
18:05 陣痛本格化・全集中
痛みが一気にアップ。ここで大切なのは、とにかく呼吸法です。
「痛い!」と思うとつい息を止めてパニックになりがちですが、「吐くことだけ」を考えることで、なんとか痛みの波を乗り越えていきました。
予期せぬトラブルと、感動の瞬間
18:40頃 お産が進まない?!
順調かと思いきや、助産師さんの顔が曇ります。 「陣痛のタイミングで、赤ちゃんの心拍が下がっちゃってるね。もしかしたらへその緒が絡まっているかも……」
5児母(えっ!? 大丈夫なの!?)と 心の中で叫びましたが、私にできるのは、赤ちゃんに酸素を届けるために必死に呼吸を続けることだけ。「絶対大丈夫」と自分に言い聞かせ、一番長く感じた時間を耐え抜きました。19:57 ついに、その時が
「うんちしたいです……!!!」 (※これ、助産師さんには『もう出てくる!』と伝わる共通言語です。恥ずかしがらずに言って大丈夫!)
「いいよ、次の波でいきもう!」
激しい痛みと、「もうすぐ終わる」という希望が入り混じる中、全身に力を込めます。
次の瞬間、体の奥から何かがゆっくり動き出すような感覚があり、そしてふっと力が抜けるような、あの独特の解放感が訪れました。「おぎゃー!!! ふんぎゃーー!!!」
大きな産声が聞こえた瞬間、「あぁ、よかった……」と夫と目を合わせ、心の底から安堵しました。 へその緒が二重に首に巻き付いていたそうですが、元気に生まれてきてくれた次男。 わが家にとって、初めての「男の子兄弟」の誕生でした。

産後の処置と、予想外のトラブル
お産が終わっても、ママの仕事は終わりません。胎盤の排出や会陰の縫合など、処置が続きます。 ところがここで、助産師さんが「あれ?」と一言。どうやら出血が通常より多く、1リットルほど出ていたようです。
急遽、止血や体液を補う点滴が追加され、結局お部屋に戻れたのは深夜0時を過ぎてから。 5回目の今回は、これまでの出産では経験しなかった「激しい頭痛」に襲われました。
助産師さんの説明では、「出血を止めるための子宮収縮剤(点滴)の影響で、血圧が不安定になったことが原因ではないか」とのこと。 頭が割れるような痛みと後陣痛に耐えながら、激動の一日が幕を閉じました。
覚悟しておくべき「出産三大痛」
「鼻からスイカ」なんて例えもありますが、私の実体験からお伝えしたいのは、この三大痛への覚悟です。
初産の時は「産めば終わり」だと思っていたので、後の二つを知った時は「聞いてないよ!」と心の中で泣きました。でも、横で眠る赤ちゃんの顔を見ると、不思議と「頑張ってよかった」と思えてしまうから、お母さんって不思議ですね。
5回目の今回は以上の3つに加えて激しい頭痛がありました。予想外の出来事もお産にはつきものですね。
さいごに
妊娠もお産も、まさに千差万別。10人いれば10通りの物語があります。
5回目でも「初めて」があるように、お産は何が起こるかわかりません。
これから出産を迎えるあなたへ。
大丈夫。その痛みの先には、何物にも代えがたい「愛おしい出会い」が待っています。 あなたの出産が、温かい光に包まれた素晴らしいものになりますように。心から応援しています。
運営者よりメッセージ
この記事は、5人の子どもを育てる私自身の経験をありのままに綴ったものです。医療的な判断については、専門家である医師や助産師さんの指導を最優先にしてください。私と同じように「予定外」に戸惑うママたちの心が、少しでも軽くなることを願っています。